2016年 02月 14日
技法研究会の開催 |
総会に先立ち、新年最初の恒例研究会として、技法研究会を開催致しました。
当日は、早朝よりの暴風雨が心配でしたが、そのなか25名の方々が参加されました。
講師として支部会員木村通成さん、同じく支部会員の塚田栄さんにお願い致しました。
お二人の共通しているエコ的制作の工夫を中心にお話しされました。
講師<木村通成さん>
木村さんが絵画と出会ったのは、定年の後の美術館巡りでした。小学校時代から戦争だったので慰問のための図画でした。ある時、写生の授業で何も描けなくて泣いたことがあり、絵からは遠ざかっていたのです。美術館を3年間巡ることから始まり、陶芸を始め、その頃西川先生との出会いがあり絵を描くことになりました。
*キャンバスの代わりにダンボールをつかうこと。
*コルクボードで試す。
*ベニヤ板を使う。
それぞれの利点はあるがダンボールにジェッソを塗り油絵具で描くのが描きやすく、場所もとらず、費用もかからず、不要ならすぐ処分もしやすいことが良いのでやってみてください。8号くらいまでが適します。
講師<塚田栄さん>
「ベニヤ板パネルの作成と応用」について具体的にお聴きすることが出来ました。
*ベニヤ板は価格が安く、例として、P25サイズではボンド、ペンキ代をいれて800円、という安価。
*カット、結合などの加工が容易である。
そのために必要な工具や金物など実物をもってきてくださり、組み立て方も伝授。ベニヤのカットは正確にすること。ベニヤ板を選ぶときは使いまわし、管理を考えてサイズには共通性を持たせる。パネル同志の結合が容易であり、再利用も出来ること。
*堅牢な画面を造る、裏にも描ける、廃棄や保管が容易である。
「ただ今、更なるエコへの挑戦中です。詳しい制作について興味ある方は、是非塚田までお問い合わせください。」と締めくくられました。
<参加者の感想>
○ベニヤ板で制作してみたくなりました。
○ベニヤとかダンボールを使って気楽に新しいテーマに取り組んでみたい。
○ベテランの豊富な経験を聞けて制作に生かせそうです。
○水彩も木やダンボールに描けるとしりました。
○安くつくるのを頑張ってるなーと感心しました。
○塚田さんも木村さんも収納や廃棄まで考えてるのがすごいです。
千葉中美 事務局
Eメール:chibachubi2016@gmail.com
TEL:047-340-0333 FAX:047-340-0321
by chibachubi2016
| 2016-02-14 18:51
| 技法・制作研究会